熊野古道100kmトレイル紀行 ①準備編

2024年ゴールデンウィークは中日3日を休めば10連休となる大型連休だ。私はゴールデンウィークが好きではなく(どこも混んでいるから)、実際に直前までどこへ行く予定も立てていなかったのだが、ここまで連続で休めるとなるのであればさすがにどこかへ行こうと思い立ち、以前から行きたいと思っていた熊野古道へ行くことにした。

熊野古道は中辺路、小辺路伊勢路紀伊路大辺路大峯奥駈道の6つの参詣道があり、それぞれの道がそれぞれの聖地を結んでいる。去年日本のロングトレイルを調べていた際に、熊野古道もいいなと思っており、いくつかネット記事などを見ていて興味を持ったのが、小辺路・中辺路を繋ぎ、高野山那智大社を結ぶ、総距離100kmの道のりだった。

thetrailsmag.com

100kmを5日間で歩く、しかも山道。果たして可能なのだろうかという不安もありつつ、5日間で100kmを歩く、しかも山道。というロマンに心を奪われ、去年からタイミングがあれば行ってみたいと強く思っていたのだ。行こうかなと思ったのが4月18日、26日の夜行バスに乗って27日から旅程開始なので準備できる期間はおよそ1週間弱で、かなりバタバタと準備することになった。

ヤマレコで行程を入力した時の標高図。峠なので見事な二等辺三角形が続出している。

・移動手段の確保

高野山までは大阪(特になんば)からだと特急が通っていてアクセスしやすいのだが、東京からのアクセスはすこぶる悪い。とりあえず大阪まで飛行機か新幹線で行って、なんば、新今宮、橋本、極楽橋と何度も乗り換えなければいけない。東京から高野山への夜行バスは出ておらず、使うのであれば東京〜大阪になるが、ゴールデンウィークは夜行バスも高いので新幹線と値段がそこまで変わらない。もし新幹線などを使った場合でも、大阪から高野山までは3時間ほどかかるので、朝イチで大阪に着いたとしても、お昼前になってしまう。そのため高野山から熊野古道へ入るには前泊か、高野山観光を諦めてお昼過ぎから古道へ入っていくことになる。

一方、那智大社までアクセスの良い勝浦温泉(バスで30分もかからず行ける)までは東京から夜行バスが出ている。那智は町自体も小さく、観光する場所も少ない。なので、熊野古道としては逆走することになるが、那智大社から高野山へ北上することにした。とはいえ、行く前はこの判断に若干の後悔があった。というのも、北上ルートは誤差の程度とはいえ登り基調だし、何よりラストシーンで海に行く映画は名作だという偏見があるからである。『イン・ザ・スープ』、『ノッキン・オン・ヘブンズドア』、『独裁者と小さな孫』……。旅の終わりに海へ行き着くというのはありきたりな最後というのはそうかもしれないが、海の持つスケール感と場所としての美しさはもちろん、生命の終わりと始まりという根源的なイメージは、旅の果てにふさわしい舞台だ。そしてこの海の持つイメージは、遥か海の彼方の浄土でもあり、再生、そして生まれ変わりの表象でもある。このイメージは補陀落渡海と縁深い那智の地とは切っても切れないものである。熊野で生まれ変わりの旅路を経て、海へと行き着くというのはなんと美しい旅路であろうか。といった若干の後悔を抱えつつ、東京からのアクセスを考えるとこの逆走ルートが良いように思えたのでこちらにした。

ルートを詳しく調べていると、後述する泊地の十津川からの峠越えの登山口(西中)までは国道10kmの道のりで、ここはバスを使用することにした。しかし、さらに調べていると、十津川〜西中までは土砂崩れでバスが運休していた。また、十津川〜叔母小峠を日程と宿の都合上1日で抜けたく、ヤマレコでコースを確認すると十津川を4時に出ても叔母小峠に到着するのが21時となっていたので、今回は小辺路の三浦峠越えはスキップすることにした。(実際に行ってみた感想として、熊野古道のコースタイムはかなり甘めに出ているので、三浦峠越えも時間に余裕を持ってできたなと思う。)十津川〜伯母子岳登山口(の近くの三田谷というバス停)まではバスが出ているので、そのバスを使うことにした。ちなみに、十津川町営のバスはYahooの路線アプリでは出てこないが、ナビタイムだと出てくる。しかし、公式が出しているPDFと情報が一致しないというかPDFから到着時刻などが全く読み取れず、事前にバス運営所に電話したところ、ナビタイムの情報が合っていた、すごい。

https://www.vill.totsukawa.lg.jp/life/transport/bus/pdf/kokudo2.pdf

この時刻表で平日運行の十津川乗車三田谷下車で12:48着だとわかるだろうか。難易度が高すぎる。

 

・行動計画と宿泊場所の吟味

www.yamareco.com

5日間で歩くということは、最低でも寝る場所を4箇所用意する必要がある。キャンプをするにしてもキャンプ場がどこにでもあるわけではないので自ずと泊地は限られる。(実際に歩いてみたところ、古道の中に野営できそうな平坦な場所や、茶屋跡など屋根のある場所も多数あったので、野営で繋いでいけばもっと日数を短縮できそうだった。)

泊地にできそうなのは、小口、請川(渡瀬川)、十津川、三浦集落、伯母子岳で、このうち三浦集落は宿が手配できず、かつ事前に野営できそうかどうかなどもわからなかったので前述の通り三浦集落はスキップをする。また、高野山に下山したら1泊して高野山を観光することにした。

小口は登山道を降りてすぐに小口少年の家というキャンプ場兼宿泊施設がある。請川は登山口から30分ほどの田辺川キ湯ャンプ場と、そこから30分ほどの渡瀬川付近のおとなしの郷というキャンプ場がある他、キャンプ泊前提だったのでまったく調べていないが渡瀬川には高そうな旅館かホテルもあった。十津川は温泉地なので民宿がたくさんあるほか、土砂崩れのため通れないが本来の古道ルート上にある昴の郷という立派なホテルもある。伯母子岳は山頂から少し降りたところに避難小屋があるほか、山頂から2.5kmほど降ったところの萱小屋跡という場所に私有の避難小屋がある。ということで、十津川と高野山の宿泊地を押さえ、残りの3箇所は様子を見ながらテント泊をして繋ぐことにする。

また、100kmという道のりがどれほどかわからないのと、旅行開始の1週間前〜3日前まで旅程後半日程に尋常じゃない雨量の雨予報(1時間に40mmとか)が出ていたので、中辺路の行程を終えたあと、熊野本宮を越えて十津川温泉に宿泊して翌日新宮までバスで行ってそのまま夜行バスで帰るプランも用意しておき、そのバスも念のため予約しておいた。

ここまでの行程を整理して、なんとなく地図を見てどこで買い出しができるかなどを見て、食事の計画も立てる。

  • 4/26(金) 21:00 夜行バス乗車
  • 4/27(土) 1日目 那智大社〜小口
    泊地:小口自然の家

    8時頃勝浦温泉着、9時頃から登山開始
    朝:持参物 おにぎり
    昼:持参物 カロリーメイト、魚肉ソーセージ
    夜:持参物 アルファ米 カレー
  • 4/28(日) 2日目 小口〜請川
    泊地:田辺川湯キャンプ場

    朝:持参物 ランチパック?
    昼:現地調達 お弁当かお店
    夜:現地調達 お弁当など
  • 4/29(月) 3日目 請川〜十津川
    泊地:民宿
    朝:持参物 カロリーメイト、魚肉ソーセージ
    昼:現地調達
    夜:宿のご飯
  • 4/30(火) 4日目 十津川〜伯母子岳
    泊地:避難小屋
    天気:https://tenki.jp/forecast/6/32/6420/29449/10days.html
    朝:宿のご飯?
    昼:前日買い出しのもの?
    夜:カップヌードル
  • 5/1(水) 5日目 伯母子岳〜高野山
    泊地:宿坊
    朝:前日買い出しのもの?
    昼:予備食、早めに下山できれば店で?
    夜:宿のご飯

・持ち物の準備

1、2、3日目の泊地周辺はお店などもあるため、食料もお店頼りにできる部分がかなりある。実際に店で全て賄うことも可能だが、何が売っているかわからないのと、家の近所にOKストアがあって事前準備の方が安く済ませられるので、要所要所での購買にとどめて、行動食やいくつかの日程の食事は持っていくことにした。また、3日目の宿では洗濯ができそうなので、持っていく服の量は減らせそうだ。

・新規に購入したもの

・メリノウールのシャツ

www.yamatomichi.com

上述した通り、服は途中で洗濯できるので、日程全ての服を持っていく必要はない。ただ、ここで悩んだのが持っていく服だった。今持っている服は化学繊維の服で、気温も高めなので匂いがかなり気になりそうだ。理想はメリノウールだが、持っていないしメリノの服は結構高い。色々ネットで検索していると、山と道のメリノウールのTシャツがちょうど翌日からネット販売開始だったのでせっかくなので購入することにした。ちなみに、18時から販売開始で、マスタード色など、明るい色は珍しいし可愛いので、買うなら明るいカラーにしようと思っていたのだが、当日にすっかり忘れていて、退勤したあとの電車の中でハッと気づき、19時過ぎにサイトを見たらすでに明るい色のものは売り切れていて、結局ネイビーを買った。

・スポブラ

www.finetrack.com

上述したとおり、服は洗濯できるから最小限でいいのだが、下着はやはりできれば毎日変えたい。しかし今持っているブラで山に持って行けるのはモンベルのジオラインメッシュの2枚しかなく、もう1枚必要だった。モンベルのジオラインメッシュをもう1枚買い足しても良かったのだが、前から気になっていて、ネットでも「匂わない」との評判だったので試しに買ってみた。それにしても高ェ〜。

・クローズドセルマット

エバニュー公式オンラインショップ / FP mat 125

普段スリーピングパッドはエア式のものを使っているのだが、今回は泊地まで辿り着くまでの行程が長く、キャンプ地についてから色々準備をするとなるとかなり疲れているし大変だろうと思い、新規にクローズドセルマットを買った。エバニューのFPmatにした理由は、値段が安く、手段としても購入しやすかったこと(ULのマットといえば山と道のものがあるが、あちらはオンラインショップでは売り切れている他、実店舗も鎌倉の材木座にあって買いに行きにくい)、あとは丸める方式のマットは見た目が好きではないのと、今回は暖かいので薄めのマットでも十分だと考えたからだ。実際にヨドバシで注文して届いたものを見てみるとめちゃくちゃに薄い上に、フローリングの上に敷いて寝転がってみるとかなり地面の硬さが伝わってきて一抹の不安を覚えたがこれを持っていくことにした。

・バグネット

www.lostarrow.co.jp

5月といえばもう初夏である。蚊やコバエが怖くて購入した。行動中の他、寝る時にも使えると思った……のだが、実際に使うことはなかった。持って行かなくてよかったものの一つ。

蚊取り線香

www.kincho.co.jp

5月といえばもう初夏である。蚊やコバエが怖くて購入した。寝る時に使う予定だった……のだが、実際に使うことはなかった。持って行かなくてよかったものの一つ・2(ツー)。

 

そのほか、汗拭きシートや歯磨き粉など細々としたものを購入している。

・行動食について

行動食、皆さんは何を持って行きますか?カントリーマームなどの個包お菓子、羊羹、ジェルなど人それぞれだろう。私も初めの方はカントリーマームやブラウニーなど、可愛げのあるお菓子類をワクワクしながら持って行っていたものだが、個包装系はやはりゴミが出たり、事前に包装から開けてジップロックなどに移すと衛生面や湿気が気になったり、それとやはりカスなどの細いゴミが出たりするのが面倒だ。また、一個一個がしっかり形があるものが多いので、行動中に歩きながら食べるのが面倒だったりする。ジェル系は歩きながら食べられるし、少量で高カロリーなものが多いが、やはり個包装でゴミが出るのと、1個あたりが他の食品に比べるとかなり高価だ。そこで私が基本的に持っていくのはトレイルミックスだ。

自作トレイルミックス。直接口をつけると衛生面が気になるので手に出してポリポリ食べる。
少量で高カロリーのフルーツグラノーラをメインに、マーブルチョコやナッツなどを追加する。いつもはモンベルのボトルに入れているのだが、堅牢な代わりに重量がかなりあるので、今回は無印で売っていたボトルに入れて持っていった。

1本で大体確か7、800キロカロリーと分かりやすいのもいい。袋で補充分を持って行き、行動後に補充する。フルグラの袋はアルミ圧着のため頑丈で、臭い、湿気、紫外線も通さないので便利。

さて、行動食もむやみに持っていくわけではなく、事前にある程度カロリー計算をして持っていく。

登山時消費カロリー計算

今回は100km、登り合計5000m、下り合計5000mで、自分の年齢・体重・荷物の重さなどで大体8000キロカロリーが行動の消費カロリーとなる。そこに基礎代謝を合わせたカロリーが必要カロリーだ。必要カロリーから朝昼夜の3食を除いた分が行動食で必要なカロリーとなる。食事一食600キロカロリーとして、今回は大体5000キロカロリーほどが行動食で必要なカロリーとなる。

いく前には大体の工程などから各日大体の計算をしておく。

行動食の栄養素として、自分はタンパク質と糖質をメインで摂るようにしている。ナッツ類は脂質が高いため少量でカロリーが高いのだが、エネルギーとして消費するには結局糖質が必要だし、有酸素系のエネルギー供給を目指す必要があるので、体内の脂肪を使用する前提かつ、結局フルグラとかを食べていれば脂質は取れるので意図して摂る必要がないと思っている。タンパク質は筋肉の疲労を回復させるという面で必ず意識的に取りたい。

ということで、栄養がある・食べやすい・持ち運びが容易などさまざまな利点からフルグラを基本としたトレイルミックス(通称・鳥の餌)を自作している。通常のものより少し高いが、プロテイン含有量が高いマイグラを最近は愛食している。(フルグラ系の栄養素比較はこちらが分かりやすい。)

www.calbee.co.jp

フルグラだけだと味気ないので、溶けないマーブルチョコはマストとして、家の冷蔵庫にあったもの、スーパーで安く売っていたものなど、その時々で入れるものは変えるが、今回は以下でミックスした。

  • マイグラ 236g(前回のあまり): 1065kcal
  • マイグラ 360g(新品): 1626kcal
  • オールブラン 25.5g(家に眠っていたもの): 89kcal
  • マーブルチョコレート 200g:950kcal
  • 炒り大豆 90g(スーパーで安くて健康に良さそうなので): 435.6kcal

以上が準備編で、次から1日ごとに記事を書いていこうと思うのだが、どこに入れるか微妙な塩梅なので、先に持っていってよかったものを書いてしまおうと思う。

・持っていってよかったもの

・傘

街歩きもするのと、今回は雨が降ることがわかっていたので、晴雨兼用の傘を持っていった。また、雨が強く降るかもしれないので、今回は折りたたみではなく、長めの傘を持っていったが、これがとても役に立った。熊野古道は峠越えの際などはストイックに登り続けたり降り続けたりする必要があるが、国道の他にも山道で意外と平坦で広い道が多い。雨が降ったら雨具を着ればいいのだが、キャンプ場などについたら雨具などは脱ぎたいし、晴れた時には日傘にできるので、やはり傘がある方が何かと便利である。使わない時はサイドポケットに挿しておけば良いので特に邪魔にもならない。

Lightrek Hiking (Chrome) Umbrella – Gossamer Gear

*軽量で長めのこの傘を使っている。

・トレッキングポール

トレッキングポールは使う人と使わない人が分かれるが、自分はツェルトを使用していて、立てるためにどっちにしろ持っていく必要があるので使用している。あるとないとでは雲泥の差があり、使っていると素人っぽいからといった理由で使わないのは勿体無いと思う。後はNHKのグレートレースという番組の何かの回で、小原将寿さんというめちゃくちゃ強いトレランランナーが自分の弱点は降りの力が弱いことなので、それを補うためにポールを使うといっていて、これだけ強い人でも使うのだから素人としては使わない手はないよなと思ったのが使うようになったきっかけでもある。とはいえ折りたたんだり何かする際に邪魔と言えば邪魔なのだが……。

www.lostarrow.co.jp

*これの旧型をメルカリで買って使っている。ただ、今回なんかグラグラするなと思ったらシャフトに亀裂が入っていたので、ポールは新品で買った方が良いと思う。(会社にメールしたら部品が残っているので一応修理はできるらしい。)

・メリノウールのTシャツと新品のブラ

新規に購入したものであげた、メリノウールのTシャツとブラがめちゃくちゃに良かった。メリノウールは臭わないと聞いていたが、滝汗をかいた状態で2日間くらい着ていても本当に全く臭わなくてびっくりした。ウールというから暑いのかと思っていたが全くそんなこともなく着心地も良いし、なんならもう1枚欲しい。ブラもモンベルのジオラインメッシュだと汗をかくと臭ってくるのだが、ファイントラックのドライメッシュは全然臭わない。蒸れる感じもあんまりしなくてよかった。どちらも値段が高いのが難点。

・ショートパンツ

WS Climbing Surf Short|ウィメンズソフトシェル|アウトドアブランド Teton Bros.

今年買った福袋に入っていたTeton Brosのショートパンツを履いていった。今まで山へはワークマンのショートパンツを履いていくことが多かったのだが、やはりちゃんとしたメーカーブランドのものは着心地も機能面でも全然違うということが改めてわかった。ストレッチが効いていて動きを邪魔しないし、ウエスト部分が紐が編まれている構造になっているのでゴムの締め付け感もボタンの煩わしさもない。また、撥水がしっかりしているので、多少の雨なら下半身は上半身に隠れてあまり雨を被らないかつ、短パンなのですぐ乾くし拭くことができて雨具を着ずともこれで十分。ポケットも大きく、スマホをしっかり入れられるので落ちる心配も特にしなくていいし、左右+一個チャック付きのポケットがついているので収納力もある。これも着心地が良すぎるのでもう1枚欲しいが、値段が高い……。

ちなみに、短パンだとマダニが心配だが、マダニに対応している虫除けスプレーをしっかりかけているおかげか今まで被害にあったことはない。

fumakilla.jp

・スリーピングマット

こちらも新規購入したものであげた、エバニューのスリーピングマット。家に届いた時は薄くてこれで寝られるのか怖かったが、全然寝られるどころか体が痛くなることもなく熟睡できた。空気を入れたりする手間もなく、ザックから取り出してパッと広げるだけで良いのも良かった。暖かい時期のロングならエアー式ではなくこちらを今度から持っていこうと思う。

骨伝導イヤホン

thereistheriver.hatenablog.com この記事でもチラとでてきている、 Shokz Miniを使用している。

今回持っていってよかったものベストスリーに入るかもしれない。歩いている最中に事前にダウンロードしておいたポッドキャストや音楽を聴いていた。周りの音も聞こえるので鳥の囀りや沢の流れなども聞くことができるし、暇にならずに歩けたり、辛いところでも何かを聞きながらの方が元気が出る。あとポッドキャストをずっと聴いていたので人寂しいということがあまりなかった気がする。これとは別にノイズキャンセリングイヤホンも持っていっており、これは電車内やキャンプ場などで周りの音がうるさい時につけて使っていて、これもこれで持っていってよかった。

・BCAA入りドリンクパウダー

「アミノバイタル」│味の素株式会社

完全にプラシーボだと思うが、飲むと元気が出てきたし、翌日の疲れが出なかった気がする。

・持って行かなくてよかったもの

・バグネットと蚊取り線香

蚊がいなかったし使わなかった。蚊取り線香は1個で100gあり意外と重いし持って行かなくてよかった。

・充電器2個

充電器を2個持っていったが、途中の宿やなんならキャンプ場でも充電できたし1個でよかった。

・シャンプーとコンディショナー

以前いったキャンプ場がシャワールームのみで、シャンプー類は自分で容易する必要があったことがあったので、今回は念の為シャンプー類を持参した。しかし、今回のキャンプ場は施設が併設されておりそこのお風呂を使用できたので、当然シャンプー類も置いてあったため持っていく必要がなかった。各20mlずつくらいなのでそこまで重くはないが、事前準備不足で余計な荷物を持っていくことになってしまった。

・予備の着替え類

今回着替えはブラ2着、パジャマ用の半袖1枚、パジャマ用のズボン、予備の行動着1枚、靴下2足、パンツ2枚で800gくらい。靴下はC3-fitの重めのものを持っていったが、メリノの薄手の予備1枚とかでよかったかもしれない。でも足って汗をかなりかくのでできれば毎日変えたいが、そこは今後の要検討事項かもしれない。ブラは結構嵩張るし重いのと、ファイントラックのブラを着回しできたので2着はいらなかった。予備の行動着とパジャマ用の半袖は、予備用は今回使用したけど若干要らなそうな気もしたし、後はパジャマ用に持っていった服が普通のTシャツで重いので、もう少し軽量化ができそうだと思った。